アニマル・セラピー(動物介在療法)をご存知ですか?

    アニマル・セラピーをご存知ですか?

    アニマルセラピーとは

    ペットの犬や、猫と一緒にいると、なんだか穏やかな気持ちになってくる…なんてことありませんか?
    昨今マスコミでも注目されている「アニマルセラピー」。日本では「ペットセラピー」なんて呼ばれることもあります。

    アニマルセラピーとは、動物を使ったセラピー手法のことで、日本での造語です。
    治療の補助として動物が参加する動物介在療法(Animal Assisted Therapy, AAT)と、動物とのふれあいを通じて生活の質の向上を目的とする動物介在活動(Animal Assisted Activity, AAA)に分類されます。

    このアニマルセラピーから、生理的利点・心理的利点・社会的利点の3つのメリットがあげられます。
    動物と触れ合うことでその人に内在するストレスを軽減させたり、あるいは当人に自信を持たせたりといったことを通じて精神的な健康を回復させることができると考えられています。

    不登校や引きこもりといった問題、あるいは小児がん(→悪性腫瘍)などの治癒力強化を目指す技術の1つとして知られ、馬(乗馬)やイルカなど、情緒水準が高度と言われる哺乳類との交流を通じて、他者を信頼できるようになるといわれており、馬を通じたアニマルセラピーは、モンゴル国で盛んに行われています。

    他にも高齢者医療(→高齢者福祉)や難病など長期間の入院を余儀なくされている患者の気晴らしに犬や猫などペットと触れ合わせたりといった活動も知られており、情緒面での好作用によるクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)の改善といった期待されています。人と人の間の潤滑油となり、間に動物がいると見知らぬ人でも無意識的に警戒心を解いてしまうというのがありますが、注意点としては、長時間触れ続けるなど動物にストレスを感じさせてはいけません。好きだからこそ距離を置いて付き合うことが大切です。

    難病で生存への意欲が低下している患者にペットないしコンパニオンアニマルを宛がい、動物の世話を介して生活習慣を付けさせるなどの活動も報告されている一方、情緒障害や精神疾患などで対人関係に疲弊していた人の回復期に行ったり、または身体の障害でリハビリテーションを必要としている人に「動物の世話をさせる」という目的を与えて、それら作業を通じてリハビリを行うという様式も行われています。ですが、精神の抑うつが強いと逆に負担になる危険性もあるので注意が必要です。動物が嫌いな人や動物恐怖症の人もいるため、環境に配慮して慎重に行う必要があります。

    法規制

    アニマルセラピーを行うにあたって必要な資格要件は現在のところない。民間団体の認定資格は存在するが、公的にセラピストとしての知識や技能を保証するものではない。しかしながら、日本においてアニマルセラピー事業を行う場合は動物の愛護及び管理に関する法律に基づき、動物取扱業(展示)の登録を行う必要がある。これに伴いアニマルセラピーを行う者は同法施行規則で定める動物取扱責任者の要件を満たさなければならない。

    分類

    1. 施設訪問
    2. 施設での飼育
    3. 家へ訪問
    4. 家における飼育
    5. 屋外活動
    6. 治療の補助

    養成機関

    • 帝京科学大学 - 生命環境学部アニマルサイエンス学科アニマルセラピーコースを有する。

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